またしても犬である。今回は1950年代から60年代に活躍したバック・ネルソンというコンタクティーにまつわる犬の話である。このブログのタイトルにした「Buck Nelson said no one could see him as Bo was to shy.(バック・ネルソンは、ボーが恥ずかしがり屋なので、誰も彼を見ることができないと言った)」とは、調べていて見つけた、この事件について書かれた英語のホームページの一文と、それを機械翻訳したものである。
「ボー」とは犬の名前である。つまり、バック・ネルソンのコンタクト・ストーリーには恥ずかしがり屋の犬が登場するということである。僕はこの事件を調べている過程で「dog」という不穏な文字が繰り返し目に入ることがとても気になっていてた。だから、いつのまにか懸命に探していて、ついにそれについての記述を見つけ、こんなことは本に書いても削られるだけだろうし、ならばここの書いてしまおう、そうしよう、というわけである。
バック・ネルソン事件について詳しくは書かないが、ネルソンは宇宙からやってきた男と一匹の大きな犬に誘われて、火星、金星、月をめぐる宇宙クルーズに出かけている。そして地球に戻ってから、その犬をプレゼントされている。その犬に名前はなかったが、ネルソンは「ボー(Bo)」と呼ぶことにした。
ネルソンは56年から自分の農場の近くで「Buck Nelson’s Spacecraft Convention」というフェスを開催し、それは約10年後の65年まで続けられた。そこでは、ネルソンが作った小冊子が販売され、買ってくれた人には封筒に入れられた少量のボーの毛がおまけとして付けられた。そしてボーについて尋ねられたとき、ネルソンはボーが恥ずかしがり屋なので、誰も彼を見ることができないと語っていたそうである。
(注意:写真の犬はおそらくボーではありません)
東京・中野にある自主制作本などを扱うショップ「タコシェ」に『UFO手帖 創刊号』を置いていただけることになりました。
タコシェ引続き通信販売もおこなっています
Base:『UFO手帖』通販ページ